2005年10月27日 (木)

「幸せがリセットされる時」その6【最終章】

昔の記憶を辿りながら第6話【最終章】を更新いたします。
      
      前記事:「幸せがリセットされる時、その1」で私達夫婦の出会いと日常を書き綴りました。
      前記事:「幸せがリセットされる時、その2」で私達夫婦の突然起こった出来事を書き綴りました。
      前記事:「幸せがリセットされる時、その3」で妻の初めての家出について書き綴りました。       
前記事:「幸せがリセットされる時、その4」で妻との出直しと失踪の事を書き綴りました。
前記事:「幸せがリセットされる時、その5」で私の苦悩の日々を書き綴りました

      

「あいつから電話があった。とうとうあった。。。。。。」
        目尻に涙が溢れた。正直嬉しかった。でも、Aとの間に子供が生まれてる。
      あの時の婦人科受診、複雑な気分だった。

      

で第5話は締めくくりました。その後のお話しです。

      

※重たいお話しになりますので興味のある方のみお読み頂ければ幸いに思います。
         
       
        第6話【最終章】「突きつけられる現実と最後の日」
       
        携帯にあった失踪していた妻からの電話。
        約束通り私が自宅に戻ると家の電話に妻から再度電話がかかってきた。
        私は大きく深呼吸して受話器をとった。受話器を持つ手が少し震えていた事を覚えている。
        「ほんまに心配してたんやぞ。お母さんには電話したのか?」
        と私は話を切り出した。妻曰く両親には電話していないしする勇気がないと言っていた。
      私はここで少し意外な気分だった。失踪中「お母さんとは連絡を取っているのかも?」と疑っていたからだ。でもよくよく話を聞く限り妻が嘘を言ってるとは思えなかったのでそれは真実だったのだろうと思った。それが本当なら両親に電話が怖い妻の理由も頷けた。
妻は自分が私にした行動を誤り続けていた。「あの時こうだったから」とか「こう思って家を出た」とかは一切言わなかったが多数の謝罪のなかに「貴方が嫌い で別れたわけではない」の一言を付け加えていた。私はその言葉を聞いて今まで虚勢をはって冷静に話していた会話の流れがプツンと切れる思いがしたと同時に 涙が溢れた。男のくせに情けない話だが涙声でこう妻に語った。
      「俺らの結婚は間違ってなかっったよな?ちょっと歯車が狂っただけだよな?」
      もう言葉になっていなかった。電話の向こうで妻も涙声で「うん。うん。」と頷く声が聞こえていた。それからしばらく自分達の結婚生活を確認するかのような話題が続いた。
      「ところで、子供が出来たってAの子供やな」ともう一度確認した。
      
      今回妻が悲願している「嫡出子否認※1」の理由は以前別件で記事にしたことがありますのでこちらを参照して頂ければ幸いです。
      
      正直この現実は私にとってかなりショックだった。
ホントに妻の悲願の言い分は世間で言えば「なんと勝手な酷い言い分だろう」と言われるのは間違いないし私も一瞬そう思った。でも 「私達の事はどうであれ出生届けの出せない子供をそのまま放置するなんて人道的にできない。」と言う思いがこみ上げてきた。妻も失踪したてまえ子供が生ま れてから半年も私にその事実を言えなくてこんな状況になってしまったのだろうとも思った。
      
      私の答えは即決だった。「良いよ。なんでもしたげる」そう言った。
      我ながら優しすぎるにも程があるとも思った。でも妻の提案を受け入れた。というより受け入れざるをえなかったのだろう。そこにはまだ昔と変わらない妻への思いがあったのだからかもしれない。
      
ただ二つ条件を付けた。そのひとつは、とにかく両親に(父親がダメなら母親に)連絡する事だった。この1年、私も死ぬぐらい苦しんだが妻の両親は私以上の 悲しみと苦悩を背負って生活しているだろう。その両親をとりあえず安心させる。ただ、それをしても両親はおそらくすんなりと許してはくれないであろう。で も両親の苦悩の日々を思うと例え罵声を浴びせられてもまず最初にしなければいけない事だと思った。
      
      そしてもう一つの条件を話した。
      「そばにあいつAはいるんか?」と聞いた。「居る」と答えが帰ってきた。
      「じゃあ電話を替わってくれ。俺の条件はあいつにあるから」と言った。
      電話に出たAはいきなり誤り出した。
      「パパ、ゴメンなさい。・・・・・・」Aは自分たちのした事の謝罪の言葉を並べ立てた。
      
      その言葉を聞いた私は
      
      「お前と話をする前にそのパパと呼ぶのは辞めてくれ。お前の事は友人でもなんでもない。」
      
      と初めに言い放った。Aは言葉を失った。
      
「俺はな、まさか友人だったお前にこういう仕打ちをされるとは思っていなかった。ぶち殺したいと言っても過言ではない。でも、起きてしまった現実は今更ど うすることも出来ないのも事実。子供の事は妻から聞いた。嫡出子否認でもなんでもやってあげる。ただな、俺はこんな仕打ちをされてもお前達の要望をのむん や。じゃあお前は俺に対してどういうケジメを付けてくれる?」
      
      と問いかけた。Aは言葉に困っていた。
      一向に答えが出ないAにしびれを切らして私はこう言い放った。
      
      「金で解決するしかないやろ。慰謝料用意してくれ。」私はそう言った。Aもその意味がどういう意味かがすぐに解ったようで「わかりました」と返事をした。
      
      「500万、これで手を打とう。」私は咄嗟に500万と言う大金をふっかけた。
      別にこの金額が妥当であるかどうかなんて考えてもいないし500万も咄嗟に出た金額なだけの事だったが私は「慰謝料500万、これが条件や」と言い放った。今から考えたら散々苦しめられたAに対して仕返しをしていたのかもしれない。
      
      Aは「慰謝料の件は考えさせて下さい」と答えた。私も「じゃあしっかり考えてくれ」と言うと妻に電話を替わってもらった。その後の会話は「嫡出子否認」の調停の手続きの事を聞いていた。
      暫く話して電話を切った。手に汗が溢れていた。
      
      Aにはあれだけきつい条件を叩きつける事ができても妻には何一つ怒りもせずに電話を切った自分が情けなかった。
      
      「俺はどれだけお人好しなんだ?ここまでされてもまだ妻の事を大事に思ってるのか?」
      
      考えれば考えるほど確かな答えは出なかった。
      ただ、ひとつだけ答えが出たことがあった。
      
      もう二人はどんな事があっても元には戻れない。俺とあいつの関係は今Aに慰謝料の話をした時点で終わったんだと ・・・・・ 現実を受け入れた瞬間だった。       
      
      
      家庭裁判所の廊下を歩いていた。
      窓の外は雪が降っていた。この冬、大阪では初めての雪だった。
      
      廊下の一番隅でタバコを吸いながら二人が現れるのを待っていた。
      かなり複雑に気分だった。「1年ぶりに合う妻はどうなってるんだろ?」そんな事を考えていた。
      裁判所の館内は暖房が適度に効いていたが少し寒く感じていた。
      
      廊下の奥の階段から上がってくる二人の姿があった。
      私は呆然と眺めていた。必死で流れようとする涙を堪えながら歩いてくる二人を見つめていた。
      薄い長袖のシャツにジーンズ、私が見覚えのない黒の大きめのダウンジャケットが私の心を動揺させたと同時に。「もう終わったんだ、これが現実なんだ」と思いしらされた。
      
      前が開かれたダウンジャケットで覆うように小さな命が寝息をたてていた。       
      
      もう否定できない現実だった。
      
      妻とAは軽く私に会釈して立ち止まった。二人とも顔がこわばっていたようだった。
      私は冷静を装った。心の中は否定できない現実を突きつけられて動揺しているのにそれは見せてはいけないと思っていた。妻と軽く言葉を交わしその場を繕った。
      
        二人は廊下の片隅に寄り添って座った。私は10メートルほど離れた所に座っていた。
        すぐ側にいるのにかなりの距離を感じていた。裁判所の廊下は相変わらず寒かった。大阪でその年初めての雪だったので空調設備も突然の環境の変化に対応できないのであろうと思った。
        廊下の隅で寄り添う二人、妻が子供を大事そうに見つめていた。
私はふと席を立ち裁判所の外に歩き出した。駐車場までたどり着いた私は車のトランクから大きな紙袋をひとつ取り出し元居た場所に戻った。そして妻の元に歩 いていった「はい、これ。子供くるんだげ」と大きな紙袋を妻に差し出した。紙袋の中身は妻が愛用していたカウチンのジャンバーだった。
        実は家を出るときまさか雪が降るとは思わなかったけど少し寒さを感じていた。
        「あいつ突然沖縄から出てきてセーターとか持ってるのか?」妻の冬の私物はほとんど私の家に残されたままだったからだった。寒いかもしれないと持っていったそのジャンバーが思わぬ所で役にたった。
        我ながら自分の妻への思いを認識させられた。ジャンバーを渡して私は元居た場所に戻って腰を下ろした。今から思えば、まだこの期に及んで「妻が戻って来てくれるのではないか?」と思ってたのかもしれない。
       
        調停委員から双方個別に部屋に呼び込まれた。
        聞かれることは「本当に貴方の子供ではないのか?」と言うことであった。無論「間違いありません」と答えていくつかの質問を受けて部屋を出た。今度は妻のばんだった。
        妻が部屋から出てきたと同時に二人一緒に部屋に呼び込まれた。そこにはさっき話した二人の調停委員と一人の裁判官が座っていた。
       
「お二人のご意見はよく解りました。おそらく真実でしょう。でも子供にとってはどちらが親かと言うことは一生の問題です。お二人のどちらかがこの10ヶ月 海外に居てたとか、ないとは思いますが刑務所に居てたとか完全に性交渉が否定できる常態であれば問題ないのですが今回の場合はお二人が会おうと思えばあえ る常態であった以上裁判所としてはお二人の意見を認めるわけにはいきません。最終的な判断として親子関係が否定できるかどうかはDNA鑑定の結果をみて判 断したいと思います。ご理解下さい」
       
        との事だった。そしてDNA鑑定の日時が決まった。
       
        裁判所から出た私達3人は裁判所前の喫茶店に居た。慰謝料の話をする為だった。
        双方向かい合わせに座りなかなか言葉が出なかった。
        約束の妻の両親には電話したんか?と聞くとそれはまだと言うことだった。
        「今日の夜にでも電話してみます」とAは言った。
        「で、こないだ話していた慰謝料の件はどうだった?」と私から切り出した。
        Aから出た答えは「慰謝料は払います。でも400万にしてほしい。」と言ってきた。
        私はもちろん承諾した。別に初めからお金が目的ではなくて相手の誠意がどこまであるか?というのが知りたかった。500万の提示がいくら減額されてもそんなのことどうでも良かった。
        「で、400万をどうして払うん?」と聞いてみた。
       
        「400万払います。でも一括は無理なので分割にしてほしいです」
       
        無論私は承諾した。
        で、どう分割するんや?と言う私の問いに「分割方法は月々3万円でお願いしたいです」と言う回答だった。私は正直唖然とした。
       
        「こいつはどこまで俺を苦しめるつもりか?人生なめてるんじゃないか?」そう思った。
       
        「あのな、400万を月々3万で何年かかるんだ?毎月俺の講座にお金が振り込まれるたびに俺がお前らの事を思い出し続けないといけない日々が何年続くんだ?」
       
        私はそう言い放った。
        そしてこの提案に無性に腹が立って爆発寸前だった。
       
確かに今の二人には400万の大金を1年とか2年とかで払い終えることは不可能であろうと言うことは十分解っていた。両親にも絶縁されてこれから子供も育 てて行かなければいけない現実を考えると妻にそんな苦悩を与えるなんて出来ないとも思っていた。しかし500万円を400万円にした根拠はいったいなん だったんだ?100万の差額はいったい何?私に対しての誠意で500万は無理だろうが400万にだったら可能と判断したからじゃないのか?しかしそこでな ぜ月3万ずつの分割に結論が行くんだ?
「初めから無理な事は言うな!!」と言いたかった。この時の私の妻に対する思いは情けないほど深かった。格好つけるわけではないがAがもしもこの時に「有 り金はたいても金策にかけずり回っても今はこれだけしか用意出来なかった」と例え100万でも50万でも取りあえず用意していたら「もうこれで良いよ」と 言ってやるつもりだった。Aは憎いが妻の事を思うとお金の問題ではなかった。
       
        「もういい200万で良いよ。200万ぐらいなら今時銀行でも融資してくれるやろ。俺に毎月3万返すより銀行に3万返す方がお前らも気が楽やろ。俺はお前らとの縁をこの場限りで切りたいんや」
       
        と言い放った。そしてAはそれを承諾した。
       
      喫茶店で妻と二人だけで話をしていた。
Aに最後に30分だけ妻と二人で話をさせてくれないか?と頼んでAは子供を連れて「駅で待ってる」とその場を立ち去った。私としてはこの時に妻とAとの事 の経緯と妊娠の事を聞きたかった。でも聞けなかった。この時何を話したかはもう覚えていない。話したいことが多すぎて何から始めたら良いのかと考え話して いるうちに30分という時間があっという間に過ぎ去った事を覚えている。
      時間が来て二人は店を出た。「じゃあな。元気で暮らせよ」と私は言うとそのまま裁判所の駐車場に歩いて行った。振り向く事はしなかった。
      「俺はお前らとの縁をこの場限りで切りたいんや」と自分が言った言葉を思いだした。
      「嘘やよな。切りたいなんて思ってない」Aとの関係は断ち切りたいが出来るものなら妻はその場で家に連れて帰りたかった。 そんな非現実的な事を考えながら車に乗り込んだ。

オレンジ色の二人乗りのロードスター。それが私の車だった。この寒いのに屋根をフルオープンにして駐車場から滑り出した。歩道を歩く妻の後ろ姿が見えてい た。それをじっと眺めながら妻の横で左手を軽く上にあげてアクセルを踏み込んだ。別れ際ぐらい格好付けたかったのかもしれない。
「もう二度と顔を合わすことはないんだろう」と心で呟きながら車のルームミラーに写る小さくなっていく妻に視線を向けた。長い一日が終わった。

あの裁判所での出来事の数日後、DNA鑑定の為に指定病院に行って検査を済ませた。妻と妻の子供の検査は翌日だったので顔を合わすことはなかった。後日知 らされた結果は「親子関係否定」。あたりまえの話なのだがなんかまた現実のカウンターパンチを喰らわされたみたいだった。

数週間後フィットネスクラブの仲間達とトレーニングの後、居酒屋で呑んでいた。
この日のお昼にAから私の口座に200万円が振り込まれていた。
仲間達と騒ぎながら心はどっか上の空だった。その時、電話がなった。妻からだった。
電話を受けると表に出た。「今日ちゃんと振り込まれてたよ」と言うと妻は「うん、Aから聞いてる。色々迷惑かけてゴメンね。」 と誤っていた。

「幸せになれよ。子供もしっかり育てろよ。両親への電話もまだやろ?時間がかかるかもしれんけどちゃんと連絡しろよ。今更こんな事言われても迷惑やろうけ どお前は良い嫁さんやった。俺の母親の面倒もこんな俺の面倒も文句も言わず見てくれた。ホントに感謝してる。実際今でも俺はお前の事が好きや。この気持ち はどうしようもできない。でももう終わったもんな。とにかく最後にそれが言いたかった」

私がそう言うと妻は電話の向こうで「ありがとう」と言った。

「 そこにAはいるんか?居たら変わってくれへんか?」と言うと電話口にAが出た。

「パパ、ほんまにゴメン。誤って済むことではないことは十分解ってるけど今はこう言うしかないんです。ホントにゴメン」

それを聞いた私は

「もう済んだ事や。それにお前は今日約束通り慰謝料を振り込んでくれた。ケジメは付けてくれたと思ってる。ありがとう。もうな、俺とお前は二度と友達関係 には戻れないけど○○(妻)の事を頼んだぞ。俺が必死で愛した○○をお前は奪ったんんやから絶対泣かすような事はしないでほしい。これが俺の最後の頼み や」

と言った。Aは「約束します」と言った。
もう一度妻に電話が変わった。「とにかく絶対に幸せになるんやぞ。」 と言うと妻の頷く声がした。
「じゃあな。バイバイ」電話を切った。無性に空しかった。
「また最後の最後まで格好付けて俺はアホやな。全然似合わん」苦笑したと同時に涙が溢れてきた。
寒い夜の出来事だった。  おわり


長い間この重たいシリーズにお付き合い下さりありがとうございました。m(_ _)m

第6話で完結致しました。この時期の私は「愛してるから大丈夫」だとか「愛があるから大丈夫」だとか、ただ単にそうであれば幸せは継続出来ると思っていた ように思えます。無論恋愛には愛情は最も大切です。その愛情のお陰で6年間の妻とと生活も出来たのだろうし妻も真剣にその愛情を受け取ってくれたと思いま す。でも私の場合は自分の愛情を妻に押しつけて自己満足に浸ってたように思えてなりません。
そしてこの押しつけの愛情は妻と再び出会うこの裁判所の最後の日に「小さな命」という否定できない現実を見せられるまで変わっていなかったのだと思いま す。あれからもう6年の月日が経ちました。その間に何度か恋もしました。でも結局前に進むことに臆病になって思いを何度も自分の中だけで終わらせました。 また失敗する事が怖かったから。

このシリーズを書き終えて「この記事を書いたのは間違っていなかったのか?」と考えました。
でも「間違ってない」と思うことにしました。思い返せば結局最後の最後まで妻に対して失踪まで決意した理由を聞くことができませんでした。それに私がどう 思って失踪後の1年間を暮らしてきたかと言うことも伝えることはできませんでした。「そんな事聞いたって伝えたって意味がある?」と思われるかもしれませ ん。確かに 私自身も同じように思います。でもそれが解決しないと頭の中の「?」がいつまでも消えることがないように思えました。でも、もう終わった事。今更何をして もどうすることもできません。
そんな思いをしながら6年経ちこのブログを始めたときに
「一方通行で良いから自分の思いを書いてみよう。」と思いました。

「最後の手紙」

それが私の最後の結論でした。このブログを妻が見るなんて事は99.99%ないと思います。
でも自分の思いを公開する事で何か達成できたような気がしました。

お付き合い下さった皆様。ほんとにありがとうございました。
      


2005-10-27 10:17        nice!(11) コメント(19) トラックバック(2)
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コメント 19 

な んだかスッキリしないまま終わっちゃいました…、このシリーズ。なんでスッキリしないかというと、妊娠の経緯がわからずじまいだからです。あと、Aさんの 根拠のない慰謝料減額と計画性まるでナシの分割案やら結局親御さんにまだ電話できてなかったこと…アレで「Aさんって(生活力とか常識とか)大丈 夫?!」って不安になってしまいました。そんなダンナさんそして父親で家族はうまくやっていけるのかやっぱり不安になりました…。
すみません、またあんまり気持ちいいコメントできずじまいですね…。とにかく、これを書き上げた記念にもう「恋愛に臆病なpeace-mac」を卒業できるかもしれません。陰ながら幸せを願っています。
          by          ojou                           (2005-10-27 11:57)        

完結…されたのですね。コメントをどうしようか考えました。無責任なコメントを残しやしないだろうか。そんな一抹の不安が脳裏を横切らないわけではありませんが、macさんの「全力」に何かお応えさせて頂ければと思いコメントさせていただきます。
一連の記事を拝見して、macさんの「偽りのない思い」に触れることになりました。奥様を理由も根拠もなく愛されている姿に男として打たれること、多々ありました。
「好き」ということはそれ自体で限りなく美しいものだと、昇華しているものだと思うのです。macさんの心の方向は奥様がどうであろうと、Aさんがどうであろうとそれ自体で際立って美しいことだと思います。誇れることだと思うのです。
私の推測が誤っていなければ、奥様は心の底からmacさんにお詫びをし続けているのではないでしょうか。お詫びの仕方もわからないほどに。信仰があるなら、一心不乱に願いをかけるように。
macさんはAさんに慰謝料を突きつけました。ほんの少しでも彼らへ償いの道を開いてあげたのですね。社会では凶悪犯が改心し被害者に心の底からお詫びを しようと思っても、被害者は「侘びを入れることすら許さない」ケースが多いです。そうやって加害者に生涯に亘って自責の念を持たせ続けようとするわけで す。macさんも立場としてはそれが出来た。でも、慰謝料を払わせることでそれを軽減させてあげたのだと私は捉えました。もちろん、macさんが全てを終 わりにしたいがためのケジメの意味もあったとは思います。
…最後にAさんと奥様に伝えた言葉。私でも似たようなことを言うと思います。何故か思考の傾向がmacさんとは似ているのかもしれません。どうしても、ど うやってみても、そういうスタンスを採ってしまうのですよね。世の中には「報われにくい正しさ」があると私は常々思っています。でもmacさんはその道を 行った。ご自分では「アホやな」と思われたと書かれていましたが、恐らくその選択自体に関してはすっきりと受け止められているのではないでしょうか。かっ こいいと思います。大人の判断をmacさんはされたと理解していますよ。
奥様とAさんとの子供。嫡出子問題は問題ではなくなりましたね。ただ、子供さんが大きくなって何かの折に謄本を見た時には、母のところに「×」が書かれて いるのを目にすると思います。その時に本当の意味での奥様の過去の清算が始まるかもしれません。「おじいちゃん、おばあちゃんはいないの?」という子供の 素朴な疑問に答えるのも非常に難儀になる。奥様とAさんが選択した道は決して平坦なものではないでしょう。遠くより無事安穏を願うほかはないかもしれませ んけれど…。もし、もしですよ、Aさんがmacさんとの約束を破り奥様を苦しめるようなことがあれば、私がmacさんの立場ならば己の5体が怒り狂うこと を抑えられそうもありません。奥様への愛情が本物であればあるほどその気持ちは強くなるように思います。
目を開いて見える世界では奥様はもういないかもしれません。ですが、macさんの思考にある奥様もまたmacさんの思考の中において「現実」だと思いま す。素晴らしかった日々、楽しかった日々、それらを共に過ごした事実がmacさんの本当の奥様ではないでしょうか。そう信じさせて欲しいと思うほどの一連 の記事でありました。
奥様が遠く一人で深い闇の中に泣いていれば、万策尽きて倒れるようなことがあれば、それを知ったmacさんはやむにやまれず飛んでいくかもしれません。そ して手を貸し、助け舟を出して、全てのお膳立てをしたらそれで颯爽と帰っていくのでしょう。まるで何事もなかった他人であるかのように…。何らの利害の関 係のない本当の本物の「好き」という思い。それ自体がこの「手紙」の一番のテーマではないでしょうか。そのように私は受け止めた次第です。

コメントが不当に長くなってしまいました。macさんにとって、不快であったり記事の意図に沿わなかったりした場合は容赦なく削除してください。駄文・長文申し訳ありませんでした。

※私の本拠地です。大切な友人が遊びに来て下さっています。macさんもよろしければご一緒しませんか?なぐさめにはならないとは思いますが、お気楽に顔を出して頂けると嬉しいです。「息抜き掲示板」です↓
http://www2.bigcosmic.com/boa rd/s/board.cgi?id=ignition
          by          参明学士                           (2005-10-27 12:41)        

最後まで読み終えました。

駐車場から出てきた件で、どうしてか涙が出ました。

思ったことは、peace_macさんが最後まで元奥様を愛してらした事。そして多分、元奥様もpeace_macさんを好きでいらしたこと。ただ、そのAさんの方が、ほんの少しだけpeace_macさんより好きだっただけなのかも知れないということ。

思ったことは、最後に奥様とお会いしたとき、peace_macさんの時間が止まったんだなあということ。それからあとに起こったことは、それがどんなことであってもpeace_macさんにとってはオマケみたいなものだったんだろうなあと。
だからあのDNA鑑定云々も、シリアスな現実であったのでしょうけど、それはそれで何かケリが付いた後の話だったんじゃないかなと。

思ったことは、peace_macさんが奥様の前で格好付けたかったのではなく、そう言うフリをしていないと、自分が自分でなくなるような気がしていたからかも知れないなあと言うこと。
一緒に暮らしていたときはもちろんでしょうけど、別れたあとも、もしかして今も、その元奥様との間にpeace_macさんはご自分の居場所を探しているのかも知れないなあと思ってしまいました。

ずいぶん失礼なお話を差し上げたかも知れません。お気に障りましたらごめんなさい。m(__)m

今は、私にとってもこのお話を受け止める以上の事が出来ずにいます。少し時間が経てば、もっと良いことが言えるのかも知れませんが…ごめんなさい。今はここまでで。
          by          kyao                           (2005-10-27 14:05)        

こ んにちは。くまも300nice!踏んでいただきありがとうございます。とうとう完結ですね。pease_macさんがどんなに奥様を愛されていたのかを ひしひしと感じました。このブログを読んでくれているといいのに・・・と思ってしまいます。でもたとえ読んでくれていないとしてもこれを書くことにとって 浄化というか心の整理というか(ありきたりな言葉ですみません)ができているといいな?と勝手に考えています。くまもうまく言葉がみつかりません。ごめん なさい。
          by          くまくまちゃん                           (2005-10-27 14:21)        

すいません、「その1」からずっと読ませて頂いてましたが、コメント書くのがなんだか難しくて。。。
とうとう完結されましたね。
涙が出ました、なぜか。peace_macさんの一途な想いがとても切なかったです。
ごめんなさい、なんと言っていいのかよくわからないのですが。。。
          by          たぬき                           (2005-10-27 19:33)        

これからも、明るいpeace_macさんでいてください。
          by          aloeDog                           (2005-10-27 23:01)        

わかります、、よーく。

オイラもきっと似たような気持ちだったんだと思います、あのとき。

カッコ付け、じゃなくて、心奮い立たせて立っているために、そうなると思いますね。。

そして、ojouさんが言ってた事なんですが

オイラ思うに、子供とかあんまり関係ないんですよね
ほんとにすきなら。。男って、、ばかに出来てますね。
peace_macさんの記事見て改めて思い知りました。

オイラが浮気されたとき。
セックスとかそんなものは許せない事じゃないけど、、と言いましたし
思いました。

なんだか、思い出してしまって、心がうずきますね〜
リアルな記事で。

ひとまずけりがついてよかった、、あとは前向いて行きましょ。
オイラも結婚してますし、はい。
          by          アキオ                           (2005-10-27 23:05)        

>我ながら優しすぎるにも程があるとも思った。
>別れ際ぐらい格好付けたかったのかもしれない。
に共感しました。
あくまで私感ではありますが、不義理の上に成り立つ
真の幸せは、僕は存在しないと思っています。
良心の呵責というものは常識人には備わっているもので、
なかなか拭い切れないものです。
繰り返しますが、これはあくまで私感です。

peace_mac さんに幸あれ。
          by          BE-HAPPY                           (2005-10-28 10:07)        

はじめまして・・・多分、そうだと思います。いつも読ませて頂いてました。
このお話もずっと・・・。お疲れ様でした。きっと色々思い出してしまって疲れてしまったと思いますが、吐き出してここに書くことで気持ちは少しでも軽く なって居たらいいなと思います。私は女なのでどうしても奥様側で読んでしまっていて・・・。(ごめんなさい)もっと、どんなにみっともなくても、気持ちを むき出しにして怒ったり、泣いたり・・・(奥様はそうして欲しかったんじゃないか)たった1人だけには1番弱い所を見られても良いんじゃないかと・・・。 そう思ってしまいました。いつも明るいのは(記事でしか知りませんけど)辛い事も乗り越えてこられたからなんだな・・・と思いました。ぜひ素敵な方を見つ けてください。何だか変なコメントですが・・・そう思いました。(お邪魔いたしました)
          by          はる                           (2005-10-28 14:45)        

>ojouさん
長い間お付き合いありがとうございます。
そうですよね。結局妊娠の経過も慰謝料の分割も解らずじまいでした。まあ、妊娠の件はおそらく出産した時期から考えると一度目に家出をする前後に行為が あって1月頃発覚したんではないでしょうか。でも、正直それが解った所で何かが変わるのか?と言われれば生まれている以上どうしようもないことですから ね。
慰謝料の件はojouさんの仰るとおり計画性のなさととか生活力とか常識とか、ほんと心配になりますね。Aは坊ちゃんなんですよ(いわゆる金持ちの息子) 今までピンチはいつも親が助けてくれたような感じです。ただ今回の場合は私がAのお兄さんに連絡を付けていたときに聞いた事なのですが「親父は二人を認め ていない。死のうが生きようがワシはしらん」と怒ってたらしいです。まあ身内の言うことですがあてにはなりませんが・・・

>すみません、またあんまり気持ちいいコメントできずじまいですね…。

いえいえ。そんな事ないですよ。純粋に思った事を書いて頂いて嬉しいです。10人いればいろんな意見もあって正しいことだと思いますし、私の事を思ってこのシリーズお付き合い下さってる気持ちが十分伝わってきます。ほんと感謝しております。ありがとう(^^ゞ

>メイシさん
記事に出来るような長文のコメント。私こそメイシさんの「全力」が伝わってきました。ありがとうございます。

>私の推測が誤っていなければ、・・

妻の謝罪の気持ちに偽りはないと思います。でも今は子の親となって、一人の母となっているのですから過去の行為は頭の隅にでも置いておいて全力で子供の将来を考えた行動を希望しています。

>macさんはAさんに慰謝料を突きつけました。ほんの少しでも彼らへ償いの道を開いてあげたのですね。

「償いの道を開いてあげた」と言うほどの事ではありませんが確かに形にして謝罪する行為が彼らの気持ちを和らげる事ができたのなら私は嬉しいです。ただ、 正直初め慰謝料の請求をしたときに「俺の苦悩の償いは金か、俺の妻への思いは200万なのか」と思いました。まるで200万で妻を売るみたいな感じに思え て嫌でした。
誠意を見せると言うことはこんな場合はやっぱり金か?自分で要求しておいて複雑な気分でした。

>…最後にAさんと奥様に伝えた言葉。私でも似たようなことを言うと思います。

どんな現実を見せられても私の妻への思いは結局最後の最後まで変わらなかったのでしょうね。だから二人の幸せを祈る言葉を告げることで妻に安心感を与えた かったのかもしれません。そう言いながら心の奥では「ほんまにこれで良いのか?」と自分に問いかけていましたね。大人の判断って辛いものですね。

>子供さんが大きくなって何かの折に謄本を見た時には、母のところに「×」が書かれているのを目にすると思います。その時に本当の意味での奥様の過去の清算が始まるかもしれません。

そうなんです。母の「×」よりも、もしまだ両親と和解していなければ子供が大きくなったときにメイシさんが仰る通り「おじいちゃん、おばあちゃんは?」の 素朴な疑問が残ります。妻の母はともかく父はかなり怒ってましたからね。妻は妹がいて両親の4人暮らしなんですがホントに絵に描いたぐらいの仲の良い親子 でした。
妻の父親が子供の頃、おかあさんの連れ子として親戚をたらい回しにされてかなり貧乏と苦労をしてきた人なんです。そして大人になってそういう環境から抜け 出したくて集団就職で大阪に出てきて同郷の女性(母)と結婚して貧乏生活ながらも「自分の娘二人には自分と同じ思いをさせない」を必死で願って育ててきた 娘でしたから「まさか自分の娘に裏切られるとは思わなかった」と激怒していました。私が慰謝料を貰った後に妻の父「もうケジメは付けてくれました。僕の事 は気にしないで娘を許してあげてください」となんど悲願して言っても「あいつはもう俺の娘ではない」の一点張りでした。だから世間で言う「孫の顔見た ら・・」という事が考えられないんです。 今はどうなってるかは知りませんが和解できていればと思います。

>Aさんがmacさんとの約束を破り奥様を苦しめるようなことがあれば、・・

そうですね。法的にはもう私は怒れる立場ではないと思いますがもしそんな事があったなら・・・考えると怖いです。

>目を開いて見える世界では奥様はもういないかもしれません。・・

そうですね。私もそう思いたいですし今でもそう思っています。
これは未練とかじゃないんですよね。幸せだった記憶は絶対に消せないものだと、消してはいけないものだと思っています。それを消してしまうと自分の6年間が全て否定されることになりますからね。

>奥様が遠く一人で深い闇の中に泣いていれば、万策尽きて倒れるようなことがあれば、それを知ったmacさんはやむにやまれず飛んでいくかもしれません。

うーーー(^_^; メイシさん!!
なんでそこまで解るんですか?ご自身で仰っている「思考の傾向がmacさんとは似ている」からでしょうか(^^ゞ

ありえます。今でもたまにふと思うんですよ。
「もし妻が助けを求めてきたら・・」「ピンポーンってドアのベルがなって空けてみたらボロボロになった妻が立っていたら・・」なんて考えてしまいます。
惚れた男の性(さが)ですね。

>コメントが不当に長くなってしまいました。macさんにとって、・・

いえいえ。ありがたい事です。メイシさんの「全力」のコメント、しっかり心に刻ませて頂きます。ありがとうございました。

>kyaoさん
長い間お付き合いありがとうございました。
やっと書き上げました。
メールでkyaoさんに励まして頂いて「頑張って書こう」と意欲でここまで来たようにも思えます。

>peace_macさんが奥様の前で格好付けたかったのではなく、そう言うフリをしていないと・・・

そうだったのかな〜。色々考えています。
ひとつ言えることは格好を付けることで「俺はお前をずっと愛してたんだよ。今でもこんなにお前を愛しているんだよ」と言いたかったのかもしれません。そう考えると結局のところその時にでもなお、愛情の押しつけをしていたのかもしれません。
でも好きだったからその押しつけをしないと自分が自分でなくなるようで・・
うん。そうですね。kyaoさんの仰る通りかもしれません。

>別れたあとも、もしかして今も、その元奥様との間にpeace_macさんはご自分の居場所を・・・・

「自分の居場所」今でこそ暢気に暮らしていますが心の奥底にはそれを探してる自分がいるような気がします。それじゃ〜ダメなんですけどね(^_^;
「時間が忘れさせてくれる」とよく言いますがなかなか難しいものですね。自分自身が成長しないと時間は経ってくれないものです。

>ずいぶん失礼なお話を差し上げたかも知れません。

いえいえ。そんな事ないですよ。ありがたいコメントです。感謝ですm(_ _)m

>くまちゃん
コメントありがと〜。

>このブログを読んでくれているといいのに・・・と思ってしまいます。・・
読んで欲しい反面、読まれない方が良い。みたいな複雑な気分なんですよ(^_^;
でも書くことで気持ちの浄化はできたようです。これで十分満足です。

あっ!300nice!私が践んだんだ(^^ゞ
全然気づきませんでした。次はnice!600目指して楽しい記事を書いて下さいよ!!

>たぬきさん
はじめまして。コメントありがとうござます。
それに第1話から読んで頂いていたみたいで感謝しています。

>ごめんなさい、なんと言っていいのかよくわからないのですが。。。

読んで頂いただけでもありがたいです。私がコメントする立場であっても同じように「何をどう書いてあげたらいいのか?」と悩むと思いますよ。これを書き終えたのでしばらくはお気楽な記事を書くと思いますからまたいつでも遊びに来て下さいね(^^ゞ

>aloeDogさん
ありがと。aloeDogさんとはリアルに逢ってるのでなんだか気恥ずかしいですな(^◇^;)でも相変わらず私の脳天気なテンションは変わらないと思いますよ(笑)

>akioさん
長い間お付き合いありがとうございます。

>オイラ思うに、子供とかあんまり関係ないんですよね・・

ほんと。子供の存在は重要な事なのにあたかも「見えていて見ようとしない」というのでしょうか。「お前も子供も面倒みたる」とも言いかねない。惚れた女には男は辛い。ですね(^_^;

>ひとまずけりがついてよかった、、あとは前向いて行きましょ。
オイラも結婚してますし、はい。

はい。その通り(^_^;
今年中に結婚しなければ!!!あっ!その前に相手見つけないと。。いや。もう2ヶ月しかないぞ。。来年に期待(^◇^;)


>BE-HAPPYさん
わざわざご訪問ありがとうございました。それにいきなりこのような重い記事にあたってしまって・・・コメントまで頂いて恐縮しております。m(_ _)m

>あくまで私感ではありますが、不義理の上に成り立つ
真の幸せは、・・・・

いえいえ。間違っていないと思いますよ。
理由がどうであれ二人がやったことは常識外れな事ですからね。
二人の真の苦労(このしっぺ返しは)は子供が大きくなったころ押し寄せてくるかもしれませんね。私的にはそれを頑張って乗り切って欲しいと願うばかりです。

>peace_mac さんに幸あれ。

ありがとうございます。そうなれるようにがんばりますm(_ _)m

>はるさん
こちらこそはじめまして(^^ゞ
aloeDogさんとこでアイコンにお逢いしたような気がしますがお話しさせて頂くのは初めてですね。ほんとこんな重い記事にコメントありがとうございます。それにはるさんもずっと読んで頂いていたみたいで恐縮しておりますm(_ _)m

>もっと、どんなにみっともなくても、気持ちをむき出しにして怒ったり、泣いたり・・・(奥様はそうして欲しかったんじゃないか)

そうですね。その方が結果はどうであれ妻も私も気持ちが楽だったかもしれません。でも、出来なかったんですよね(^_^; もっと嫌われるのが怖かったのかもしれません。ダメですね。ほんと。

>いつも明るいのは(記事でしか知りませんけど)辛い事も乗り越えてこられたからなんだな・・・

自分で言うのもなんですが我ながら波瀾万丈の人生ですよ(^_^;
経験しなくていいことまで経験してる。よくばり?(^◇^;)
でもね、皆さん暖かいですよ。顔も見たことのない他人同士でも、人を思う気持ちがあってブログ初めて良かったと実感しています。これからも宜しくお願いしますね。
あっ!またはるさんとこにもお邪魔させていただきます〜(^^ゞ
          by          peace_mac                           (2005-10-28 15:58)        
完結編には、最後まで想いを書き綴ったことに対して絶対絶対nice!しようと
思ってましたので、私のアイコンがなくなる前に読めてよかったです。

うまい事も差し上げられず、今も何とコメントしていいのか迷ってしまってます
が、ただ想う事は、改めて自分のつらかった過去を最後まで書き綴った事に
よって、peace_macさんの想いが浄化されるのを願ってやみません。
苦しい想いをした分、これからのpeace_macさんの道が幸せで溢れて欲しいと
思います。
お疲れ様でした。
          by          momo-73                           (2005-10-29 03:30)        

>ももんちさん
最後までお付き合い下さってありがとうございます。
最後まで書き上げることができたのもお付き合い下さった皆さんのおかげです。本当に感謝ですm(_ _)m

最後まで書き上げてなんか気持ちが楽になったのも事実です。
そして今思うことはこの記事が同じような経験をしていらっしゃる方に見て頂ければ幸いにも思います。なんていうのかな〜
自分が辛いときに「頑張れよ!!元気出せよ!!」と声を掛けられるのも気持ちの救いにはなりますが自分より辛い思いをしてる人がだまって隣に座って「私はこうだった・・・」と話をする。
「私はまだこの人に比べたら幸せかも?」なんて気分が少し和らぐ事もあるじゃないですか(^_^;
そうなれば嬉しいなとも思っています。

何度も言いますが、ほんとにありがとう(T^T)嬉し泣き。
          by          peace_mac                           (2005-10-29 10:21)        

nice!押していいものか、なんとコメントしてよいものか、
半日ほど悩ませてもらいました。
結論として、内容に振れるのはやめました。
もうそれは、乗り越えた過去だとおもえたから。
で、nice!を押しました。
これから歩く道のための。
          by          あくえるどあるぼる                           (2005-10-30 00:11)        

>あくえるどあるぼる  さん
nice!ありがとう。読んで頂けただけでも嬉しいですよ(^^ゞ
さーー早く楽しい記事書かないと(^◇^;)
          by          peace_mac                           (2005-10-30 00:48)        

オイラもつたないながら、、少し振りかえってみました。。。
          by          アキオ                           (2005-10-30 22:33)        

さらに、その後まで書いちゃいました。。
          by          アキオ                           (2005-11-01 19:05)        

>akioさん
お昼に読ませて頂きましたよ(^^ゞ
ホントお疲れ様です。明日にでもコメントさせて頂きますね。
          by          peace_mac                           (2005-11-02 00:37)        

あえてnice!はつけません。

小分け小分けで色々聞いてましたけど、
会長の気持ちに共感できる部分もあり、
(当事者ではないのであくまで気持ちを想像した
上での共感です。気持ちわかります!なんていう
つもりはありません)
もやもやした部分もあり。



とりあえず、お疲れ様でした。
結果とか内容とかは別にして、
俺は会長のお人よしな部分、好きですよ。
          by          umebou                           (2005-11-03 17:28)        

>umebouさん
ありがと。まあこんな人生もあるということですね(^^ゞ
また呑みに行こう!!
          by          peace_mac                           (2005-11-04 17:44)        
   

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2005年10月13日 (木)

「幸せがリセットされる時」その5

昔の記憶を辿りながら第5話を更新いたします。
      今回の第5話は妻が失踪後の私の感情的なお話しになります。
      
      前記事:「幸せがリセットされる時、その1」で私達夫婦の出会いと日常を書き綴りました。
      前記事:「幸せがリセットされる時、その2」で私達夫婦の突然起こった出来事を書き綴りました。
      前記事:「幸せがリセットされる時、その3」で妻の初めての家出について書き綴りました。       
      前記事:「幸せがリセットされる時、その4」で妻との出直しと失踪の事を書き綴りました。

      

別に焦ることもなく自分の自宅に向かった。
車の中で考えていたことは何もなかった。ただ放心状態のまま脳みそが真っ白なまま家路へと向かっていた。部屋に付くと浴槽にお湯を張ってどっぷりと浸かっ た。凍えた体が氷が溶けるように感じられた。浴槽の薄いピンクのタイルがやたら真っ白に私の目に映っていた。幸せがリセットされた瞬間だった。

      

で第4話は締めくくりました。その後のお話しです。

      

※重たいお話しになりますので興味のある方のみお読み頂ければ幸いに思います。
       
       
        第5話「妻からの電話。1年の時を経て」
       
        「とうとう独りになってしまった。俺なにやってんだろ」
       
        居間で横たわりながらそう考えていた。独りで部屋にいるのが息が詰まりそうだった。
        しかしどうすることも出来なかった。 妻が最後に書き残した「行きます」と言う一言だけが何度も頭の中を過ぎっていた。「行きます」その言葉は「貴方の元を去ります。さようなら」なのか?まさか「死にます。さようなら」なのか?考えれば考えるほどわけが解らなくなっていました。
不安もいっぱいだったけどなぜか最悪の後者を考えながらも私の頭は「それはあり得ないだろう」と否定もしていた。とにかく明日になったら色々調べてみよう。と考えながら深い眠りについた。
なんでこんな時に眠れるのだろう。不思議だった。       愛犬のぱぴが私の懐に潜り込んできた。
      なぜか寂しそうな瞳をしていた。「こいつも何かを感じてるのかな?」長い夜だった。
      
      翌朝、朝から行動した。運が良いのか3連休だった。
それがせめてもの救いだった。もしかしたら妻が私の性格を考えて休みの前日に失踪を決意したのかと思った。これがもし翌日仕事だったら多分仕事どころでは なかったと思う。しかし一人勤務なので休めない。最後の妻の私への気遣いだったのかもと思っていた。こんな仕打ちをされてもそう思ってしまうバカな自分が そこいた。
      
      ここに手帳が一冊あります。
      1552090
      数日間の経過を書き記した手帳です。
      
      平成10年2月26日(木曜)
      帰宅すると妻が居ない。すぐにAの家へ。引っ越した後。○○C(Aの勤めるフィットネスクラブ)のIさんに情報を聞く。去年の12月には会社を退職すると聞いていた。その後実家に帰るとのこと。
      
      平成10年2月27日(金曜)
      朝より妻の実家へ。事情を話す。
      妻の競技エアロの仲間に何か聞いていないか事情を聞く。みんな知らない。
      PM  Aの実家に電話をする。Aのお兄さんに事情を説明するが「仕事を辞めた事すら知らない」と言う。妻とAとの話しもする。お兄さんは動揺していた。
      
      平成10年2月28日(土曜 )
      朝よりMから電話あり(Mとは妻の競技のチームメイト)
      何も聞いていない。(驚いていた)
      Aのお兄さんに再度連絡する。「何も連絡はない」とのこと。
      PM Nさんに合う(妻のレッスン先のスタッフでインストラクター担当)
      2月26日の朝に妻より電話があり「4月からのレッスンを全てキャンセルする       」との事。
      2月の2週目ぐらいまでは4月のレッスンを受けて(契約)していたらしい。
      他のレッスン先を調べてみた。
      Y施設:3月末まで代行(妻の代わりに誰かがレッスンする事)届けあり。
      U施設:2/27日時点ではまだ妻のレッスンのまま。代行は出ていない。
      L施設:2/27日時点ではまだ妻のレッスンのまま。代行は出ていない。
      I施設:退職している。
       
        平成10年3月6日
妻の携帯の留守電にメッセージを入れた。(携帯は家に置いて行ったがメッセージを外部から聞く可能性があるから)その後妻の使用している三和銀行(現 UFJ)の口座に1000円をメッセージ付きで振り込んだ。Aの住んでしたハイツの管理者に連絡する。解約処理は実行済み。
        手がかりとして。(可能なら調べる事)
        妻が自分の口座から現金を引き出してるかチェックする(不可能かも)
        Aの自宅の電話の変更届けがでているか?
       
        平成10年3月10日 24時30頃
      私の携帯に無言電話あり。出ると切れた。妻か?家の電話には留守電なし。
      妻の友人3名(エアロのチームメイト)話を聞くも何も知らないと言うがMちゃんは何か知ってそう。
      でも協力は無理だろう。妻の携帯に仕事仲間のYさん(男性)から留守電あり「金曜日はどうなってるんでしょうか?」とのこと。何か約束していたのだろうか?
      
      平成10年3月11日
      妻のセルラー(現au)に通話明細の送付依頼する。無理なようだが無理矢理頼み込む。OK。
      
      平成10年3月12日
      妻の携帯に電話があったYさんに「金曜日とは何か?」と電話して聞く。
      妻の送別会の話だった。
      もう一度妻の携帯の留守電にメッセージを入れてみる。       
      
      平成10年3月13日
      家の留守電に無言電話あり。妻か?
      
      平成10年3月16日
      妻の実家に行く。「娘からの連絡なし。」しかし本当に信用して良いのか?
      もう誰も信じられなくなった。私が居ると妻の両親は辛そうなのでもうしばらくは実家には出入りしないと決める。そして妻の両親に「覚悟ができている」と伝える。
      妻の父が怒っている。「あれはもう私の娘でもなんでもない。私は裏切られた。出てきても二度と会わない」父の決心は固そう。問題だ。
      
      
      記録はこの日で終わっていた。
      もうこれ以上の行動が無意味な事であると確証付ける事実が発覚したからである。
      その事実とは「偽装された離婚届の提出と受理」であった。
これは、私が亡くなった母の貸金庫の解約をするために銀行から戸籍謄本の提出(相続になる)を求められ役所に取りに行った時に知った事であった。「平成 10年2月26日 協議離婚成立」と書き記されていた。私にはまったくの身に覚えの無いことであった。そしてもしかして?と妻の母親に頼んで妻の住民票を 貰ってもらった(この時点では旧姓に戻っていたため)。住民票に書き記されていたことは「沖縄県○○市○○ ○○ハイツ△△」に転出と書いてあった。
      所在が解ったのである。       一瞬、「沖縄まで行かなければ・・」と脳裏を過ぎったがそれはしなかった。安否がこれではっきりしたので「自殺?」の心配はなくなった。たぶん。
      「今、私が沖縄に行けば妻に合うことが出来るだろう。でもそれでどうする?連れ戻す?」
      私は考えた。でも結論は       
      
      「体だけ連れ戻しても心まで連れ戻せない」であった。
      
      「もう無理なんだ・・・・・」
      
      頭の中で悲しさと怒りがこみ上げてきた。
バカな話だが「駆け落ち」というのはどうすることも出来なくなった二人が寒い北の方に逃避行して70年代サウンドではないけれど「裸電球が眩しく光る小さ なボロアパートで寒さに耐えながら体を寄せ合い暮らしている」というイメージがあった。でも妻とAが逃げた所は沖縄。「青い海、燦々と照り注ぐ太陽、常夏 の国」ぞう考えると自分が情けなくなってきた。
      「俺は独り何をやってんだろう?」
      考えれば考えるほど情けなくなってきた。でも、変わりなく妻を愛している自分もそこにいたのも事実であった。この気持ちだけはどうすることも出来なかった。
      
      ある日ふと思いついて妻に対しての気持ちを手紙に書き綴った。
      そしておそらく偽装でなければ住民票の住所にいるはず。送ってみた。
      なんて書いたかもう全ては覚えていないが「探しには行かないいつか連絡をくれ」と書いた事だけは覚えている。この期に及んでいつまでも偉そうな事言っても女々しい自分がそこにいた。
      
      手紙は不在で送り返されてこなかった。おそらくその住所に存在するのであろうと思ったがそれは確かめたわけではないので「そう思っていた」だけではっきりはしてはいなかった。
      結局その手紙の返事はなかった。       
      
      月に一度だけAの兄さんに連絡を入れていた。
      相変わらず「何も弟からは連絡もない」との事だった。無論そんな事を聞いても半信半疑だった。
      誰も信じられない。その気持ちでいっぱいだった。
      
      妻が失踪して1週間はほとんど何も食べなかった。
      仕事には行っていたがいつも頭の中は妻の事でいっぱいだった。考えても考えてもどうにもならないことだけど忘れる事はできなかった。仕事もろくに手が着かないしミスが目立った。
      失踪1週間後、もう独りでは我慢できなくなり仕事が終わると知り合いのBARに足を運んだ。
      痩せた私を見てマスターは驚いていた。ほとんど精気の無い姿だったのだろう。
      私は胸に溜まってる思いと事実をマスターに全て打ち明けた。一通り聞いた後マスターが作ってくれたオムライスの味を今でも忘れない。1週間ぶりの食事だった。
      
      それからの毎日はホント辛かった。
      仕事が終わると毎日知り合いのBARに足を運んで呑んでいた。酔いつぶれて眠る。その毎日だった。
      当時勤めていた職場も夏前には退職した。       
友人達が私を元気付ける為にBARに集まってくれてどんなアホな話を聞かされても腹から笑ってる自分はいなかった。それに携帯電話が命の次に大事だった。 今から考えればオーバーな話だが「妻と私を繋ぐ運命のホットライン」的な存在だった。たかが携帯がである。でも片身放さず持ち歩いていた。電波常態が悪く なると不安になって地下は絶対に歩かなかった。携帯の受信感度を記す三本線が1本消える事に命が途切れる気さえもしていた。もうそんな神経をすり減らす自 分も何もかも嫌になり、何度も死ぬことも考えていた。知り合いが気晴らしに「魚釣り行こうよ」誘ってくれて言われるがまま○○港に行っていた。堤防から水 面を眺めていると「このまま死んだら楽だろうな?」なんてぼんやりと考えていた。なんかスーっと吸い込まれて行くようで・・
      「おい!!Peace_mac!!おい!!」友人の声で我に返った。
      「大丈夫か?顔色が悪いぞ」
      「ごめんごめんなんともないから」
      と答えると魚釣りを楽しんだ。「俺一人でこんな所に来たらやばいな(__;)」と自覚したのもその時だった。
      
      毎日のように頭の中で考えていたこと。それは妻の失踪の疑問だった。
妻が結婚当初から私にしてくれたことは何一つ不満はない。オーバーかもしれないが素晴らしい妻だったと思う。 やっぱり1年前の借金の事が今だに気がかりだったのだろうか。私の母の介護?裁判? 考えても考えてもそれぐらいしか思い付かなかった。結婚して6年間喧嘩らしいことはしたことがない。いつも二人一緒に行動していた。確かに母が亡くなるま ではそれなりに大変な苦労をさせたと思う。でもそれも二人で乗り越えて母の死後はなんの問題もなかったはずなのだが・・。でもよく考えると私自身の勝手な 解釈だったかもしれない。それに金銭面は妻に全て任せて私自身は「○○万稼いで全部渡しているのだから問題はない」そう思っていたようにも思える。競技エ アロの為に子供を作らなかった事。ほんとは子供が欲しかったのだろうか?そう言えばあの婦人科受診はなんだったんだろうか?
      将来の構想、その日その日が楽しければ良いと思ってたからあまり考えていなかった。
      仲良く暮らす毎日だけではダメだったのか?私が妻に不信感を与える事をしたのか?
      浮気なんてした記憶もない。ほんと何もかも「?」だらけで答えがひとつも出なかった。
      ただそんな事を考えてるある日、一人の女性に全ての事情を話した後にこう言われたことがある。
      
「たぶんPeace_macさんのご夫婦は仰る通りなんの問題もなかったと思うよ。ただね奥さんにとってpeace_macさんは器が大きすぎたんじゃな いかな?何を言ってもきつく怒ることもせずに受け入れて考えて対処してきたでしょ。一度目の家出の時もそうだったんじゃない?そんな酷いことをされても貴 方は奥さんを受け入れた。”自分が何をしてもこの人は許してくれる ”それが辛かったんじゃないかな?だから浮気相手のAさんが奥さんにとっては対等に話のできる人だったのでは?そしてそれに惹かれた。ただそれだけの事だ と思うよ」

その話を聞かされて「対等に話のできる」が妙に心に引っ掛かった。
考えれば問題が起こるたびに私のペースで話をして解決してきた。妻の考えを無視していたのではないが自分の考えを妻に押しつけるようにしていたかもしれな い。結果全て事が解決したがそれは表面的な解決で根本的には何も解決していなかったのではないか。相手の気持ちを加味した解決ではなかったのかもと思っ た。

仕事をバイトに切り替えていたので時間は自由にあった。
友人に誘われて初めての海外旅行(ハワイ)にも行った。車も好きな車に乗り換えた。
もう全て何もかも忘れて好き放題するつもりだった。でも心の奥深くにはいつも妻の事が頭から離れなかった思う。何をしていてもどこに居てもふと思い出すと寂しくなった。
そんな好き勝手していても相変わらず携帯を肌身放さず持っていた。
そんな私を見て友人が「お前が必死で携帯を持ってる間は電話はないよ。その電話を車の中に忘れても平気になったときに連絡があるよ」と言われていた。そうなのかな〜とも思っていた。


8月ぐらいだったろうか。
あの事件以来一度も行っていなかったフィットネスクラブ(妻がレッスンしてたところで私も会員)に顔を出した。行かなかった理由はこの事件でそれどころで はなかったと言うのもあったけど一番の理由は妻が自分のレッスンを突然の失踪で大穴を空けてしまってクラブに大迷惑をかけたのが、かなり気まずかった事と 「ある女性」に逢うのが辛かったからだった。なぜか気晴らしのつもりだった。久々に来た私をスタッフも会員の仲間も暖かく迎えてくれた。

妻のことは噂になってるみたいだったけど真相は知らないみたいだったが「離婚したみたい」と噂が広がってたのでみんなはあえてそのことには触れてこなかっ た。レッスンを受けて仲間と話をして久々に体を動かす喜びを感じていた。それからは週2程度でクラブに行くようになった。
そして当然、気がかりな「ある女性」Tさんと顔を合わすことになった。
Tさんは当時短大生でこのクラブにスタッフとしてバイトをしていた。

なぜTさんと逢うのが辛いのか? 。
彼女が何を隠そう私の妻と失踪したA君の彼女だった。

私を見つけたTさんは「あっ!パパ(私のあだ名)!!久しぶり。元気だった?」と笑顔で問いかけてくれた。 私もその笑顔が意外で「おう!!元気やで!!ほんま久しぶりやな」と返した。

彼氏(A)に突然失踪されたTさんとそのTさんの彼氏であるAと逃げた私の妻。
なんとも複雑な再会。お互い自分の相手に逃げられた二人が今ここで話をしているのだから。

初めのうちは二人とも失踪事件には触れなかった。
そのうちPCメールのやり取りも始まって自分が抱いてる疑問をテキストにすることでお互い起こった事を知ることができた。クラブの帰り駐車場に向かう私を呼び止める声がした。
Tさんだった。「パパ、今帰り?」彼女のその言葉から「今からご飯でも食べに行く?」と二人で食事に行くことになった。クラブから少し離れた知り合いのレストランBARで食事をした。
二人の会話の内容は端から見たら「同類相哀れむ」そんな二人だった。

BARからの帰り道、車はTさんの家に向かっていた。
「なんかこのままどっか行きたいな〜」と口ずさんだ私の言葉に彼女も頷いた。
車で湾岸線を走って関空の見えるホテルの駐車場に車を止めた。二人は男と女になった。

ベットの中で彼女は私にこう呟いた。
「パパ。わたし、実はまだパパに言ってないことがあるねん」そう呟いた。
私は彼女の顔を見た。彼女は言葉を続けた。

「あのな、去年の12月頃から彼に(A君)に別れ話を持ちかけられていたねん。理由を聞くとSさん(私の妻)が好きになってしまった。だから別れて欲し い。驚いてSさんはパパの奥さんやん。と言うと、それでもどうすることも出来なくてSさんとも話をしてお互いの気持ちは決まってる。わたしは怒って色々 言ったけどもう決意が固まってるみたいだった」

その言葉を聞いて私はかなり驚いた。「去年の12月。」
妻と私がやり直しを決めて私と暮らし始めたときにそんな話があったとは・・・・
だったらあの普通の様に思えたあの時期はなんだったんだ・・・

彼女は言葉を続けた。

「わたしも絶対に別れたくなかったから必死で縋り付いたよ。でもA君の決意は変わらなかった。それからたまにSさんがA君の家に来てた事も知ってた。わた し何度この事をパパに話そうと思ったか。でもそれをするとA君は二度と私の元には返って来なくなるような気がして言えなかった。ごめん」

衝撃の事実だった。でも、もう今はそんな事はどうでも良かった。
それは全て過去の事で今更事実を知ったところでどうする事もできない。
それにTさんが悪いわけではないのだから・・・

夏が過ぎ秋が過ぎ少し周りが肌寒くなってきた11月の終わり頃私はバイトを終えバイト先から少し離れた所の駐車場に止めてある車に向かっていた。時間は21時少し前頃、後部シートから電話が鳴る音がした。 「あっ!携帯車に忘れていたんだ。」慌てて電話に出た。

「もしもし」「・・・・・・・・」返答はなかった。

その瞬間、動揺にも似た衝撃、第六感というものだろうか、私の心臓を波打たせた。
もしかして・・・・

「もしもし、○○か?(妻)もしもし」
「ごめんなさい・・・・・・・私です。○○です。」紛れもなく妻の声だった。

慌てて車を止めた私は受話器に向かって「元気やったか?ほんまに○○か?心配してたんやぞ」と不思議なぐらいの普通の言葉が出てきた。心臓は相変わらずド キドキしてるもののかなり冷静になっていた自分がいた。冷静と言うより長い間逢っていなかった友人からの電話に出るような口調だった。

「うん、あたしは元気。○〜君は?」「ああ、元気やよ・・・・」

しばらくの沈黙があった。そして妻が口を開いた。

「こんな事をしておいて今更言えることではないんだけど実はA君との間に夏に子供が生まれました。でも○〜君との婚姻時期が6ヶ月に重なってるから今だに 出生届けを出せないでいるねん。母子手帳も貰えない予防接種もできないねん。役所の相談窓口に行ったら裁判所で「嫡出子否認」という調停をして元旦那さん の子供ではないと証明されたら出生届も出せるんです。どうか勝手なお願いだけど協力してほしい」

と言うのであった。私は驚きのあまり声も出せなかった。
不思議なことに妻に対して怒りもなかった。妻が言う言葉を淡々と聞いていた。
でもその表面的な冷静さとは裏腹に私の心臓は高鳴っていた。

「とにかく今は車の中やから、30分したら家に帰るから自宅に電話して」

私はそう言うと電話を切った。

電話を切った瞬間、今まで抑えていた感情がこみ上げてきた。

「あいつから電話があった。とうとうあった。。。。。。」

目尻に涙が溢れた。正直嬉しかった。でも、Aとの間に子供が生まれてる。
あの時の婦人科受診、複雑な気分だった。 つづく
      


2005-10-13 23:27        nice!(0) コメント(16) トラックバック(0)
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コメント 16 

こんばんは。かな?一番乗りです。
第5話読ませていただきました。
男女の仲は難しいですね。
「対等に話のできる」というのは本当に難しいです。
自分にも6年と5ヶ月付き合っている女性がいますが、対等に付き合うと言うのはなかなか難しいです^-^;
          by          もく                           (2005-10-14 05:34)        

うーん、つづきを期待しております。複雑な気分です。pease_macさんの辛さ、優しさ、歯がゆいですね。
「・・・奥さんにとってpeace_macさんは器が大きすぎたんじゃないかな?何を言ってもきつく怒ることもせずに・・・」はちょっとナルホドっと思い ました。モト奥様の言い分はどうか分かりませんが、完全な理由を求められたり理詰めで迫られると放棄したくなっちゃうのかも。(ナマイキいってすみませ ん。)
          by          くまくまちゃん                           (2005-10-14 06:30)        

何て言って良いのかわからないけど…前半、peace_macさんが奥様のあとを必死で追いかけていて…「携帯電話がつながらないところには行かなかった」云々の件では、涙出ました。
でも、何て言うか…先の「4」よりはpeace_macさんの気持ちがどこか落ち着いていたというか、奥様のことを心から心配しながらも、行間から「きっと大丈夫」みたいな気持ちが感じられました。
ただ…勝手に提出されていた離婚届と最後の元奥様からの電話…。ごめんなさい。正直言って「これって反則じゃん」と腹が立ちました。無論、この記事が peace_macさんの側から書かれたものであり、元奥様の側にもそれなりの事情があったんだろうなあと想像しても、です。
ふと感じたのは…もうご自分で覚えてないと仰っていた「沖縄にいるはずの奥様に当てた手紙」。peace_macさんにとって、その手紙の続きが、この一連のスレッドなんだなあって。
          by          kyao                           (2005-10-14 08:46)        

いろいろコメントを書いていたのですが、やめました。
多くの言葉は必要ないように感じました。
最後まで見守っています。
同志ですよ。
          by          参明学士                           (2005-10-14 10:00)        

>もくさん
コメントありがとうございます。
そうですね。男女の仲は難しい。(^_^;
主導権を握られて嬉しい人もいればお互いに対等を求める人もいる。ただどんな常態の男女でも完全に理解しあってると言うのは難しいもので双方どちらかが折 れたりして調和を保ってるものだと思います。それが何かの歯車がずれだした瞬間にお互いの本心のみが見えてくる(出てくる)その時どうするかが問題です ね。

>くまちゃん
コメントありがと(^^ゞ
全然ナマイキじゃないですよ。くまちゃんの言う通りかもしれないですね。理詰めで攻められると私でも放棄したくなりますからね。
今回のこの出来事もそういうものの積み重ねが原因だったのかもしれないですね。

>kyaoさん
コメントありがとうございます。
あ〜またkyaoさんをへこませてしまいました(^_^;)
私自身もこの第五話がそこに存在しない妻への思いを綴ったものなので書いてて一番空しかったです。

>何て言うか…先の「4」よりはpeace_macさんの・・

完全に線を引かれてリセットされた現実がありましたからね。気持ちをぶつける相手が存在しない以上一人であれこれ考えるのも限界がありました。でも毎日を 暮らして行かなければいけないし、気になる妻の安否は自分で納得するしかありませんでした。その分だけ少しは落ち着いていたのかもしれません。

>ただ…勝手に提出されていた離婚届と・・・

そうですね。
ただ不倫相手との間に子供が出来て旦那にばれて離婚を結果と踏まえて裁判沙汰になるのが世間一般、よくある話だと思います。でも離婚届けの偽造は絶対にタ ブーですよね。妻もおそらく12月の時点で妊娠していたんだと思います。で、生まれた子供の将来を考えて「離婚していれば普通に出生とされる」と思ってい たんでしょう。「嫡出子否認」なんて事は知識にもなかったんだと思います。

余談ですがドラマなどでもこのパターンはまずないですよね。
必ず「どちらかの署名がされた離婚届が送られてくる」のが定番ですよね(^_^;)だから私も驚きを隠せませんでした。それで色々しらべるとこれが結構あ るらしいんです。どちらかが長引く離婚調停にしびれをきらして偽造した離婚届を出してしまう。考えたら一生のうちで自分の戸籍なんて調べるのは数えるほど しかないですからね。知らぬまに離婚となっていたそれももう何十年も前に・・・
だから離婚調停が長引くとどちらかが区役所に「離婚届不受理の申請」をしておくわけです。こうしておけばどちらかが感情的になんて偽造して提出しても受理されない。ほんと怖い話です。

>ふと感じたのは…もうご自分で覚えてないと仰っていた・・

そうですね。あの手紙が真の第1話だったのかもですね。

> 参明学士さん
コメントありがとうございます。
見守って頂ける事で私は十分嬉しいです。
それに「同志」と言う言葉まで頂いてほんとうにありがとう。(T^T)
          by          peace_mac                           (2005-10-14 11:50)        
今 日はけっこう冷静に読めたよ。元妻の行動も彼女なりにせっぱつまってやった部分と計算尽くでやった部分がわかってきて、「やっぱ悪いことするにはそれなり の知識がないと後々ソンするのにな~」とか「考えなしで生きるっていうのはヨソから見たらかなり浅はかで同情の余地がないな~」とか割と冷たい感想が湧い てきました。peaceさんに対しては「Tさんとくっついたこと、本当によかったのかい?」という感想かな…。そこに本物の愛情は存在したのかしら…。
ひとつ、よくわかんないのはどうしてpeaceさんは「不受理申請」出しておかなかったんだろう…ってことです。ダンナのほかに本気で好きな人がいる妻が思い切った行動をするなんて考えつかなかったのかな。

元妻の両親、可哀想。孫ができても素直に喜べないなんて。
          by          ojou &n