だんだんマジ暖かくなってきて桜舞う春は隣の角を曲がったくらいですかね(^^ゞ
春と言えば花見!!桜の花びらを浮かべたグラスで日本酒を!!も〜たまりませんなぁ〜
しかし昨日のお昼前、記事を更新しようとログインボタンを押すも
「サーバーが混み合ってます」
のメッセージ(__;)ほんとほんとso-netさん早くなんとかしてくだされ!!!!!
うんじゃ〜気を取り直して、こんにちはPeace_macです(^◇^;)
さてさて今日はすず音さんの"私も昔「姐さん」と呼ばれたことが・・・・"を読ませて頂いてふと思い出した昔話を書いてみました。すず音さんが姐さん?なんのこっちゃ??(^◇^;)
看護師のすず音さんが若い頃、職場で出会った893屋さんのお話しでした。
詳しくはすず音さんのブログを覗いて見て下さいな(^^ゞ
さてさてそれでは私の経験談の始まり始まり!!!(かなり長い記事です(^◇^;))
その一「お茶目な893屋さん」
病院で勤めていると893屋さんと出会うことが多々あります。日頃怖い893屋さんも風邪もひきますし病気もします。(当然ですね(^◇^;))
「お腹の写真を撮りますから薄い肌着一枚でここに寝て下さい」
レントゲン室での出来事でした。しばらくして
「先生!!この薄いシャツはOKですよね?」との声。
撮影室を覗いて問いかけに答えようとして患者さんを見た瞬間(O.O;)(o。o;)唖然!!
ま〜それは背中一面に赤やら黄色やらの立派なお絵かき(¨;)
私の表情をニコニコ顔で覗きながら
「先生このシャツは脱げないのよ・・このままでも良い?」
(^◇^;)思わず二人で大笑い!!
なんというお茶目な893屋さんだこと・・・
その弐「臆病な893屋さん(^◇^;)」
病院で当直をしていたとき受付に少し強面する40歳ぐらいの男性の患者さんが現れました。
受付で応対する事務員さんがなにやら困り顔(__;)
私が近づいて行くと私の白衣姿を見たその強面の患者さんがいきなし私に向かって
「あんた外科の先生か?小指麻酔して落としてもらいたいんやけど出来るか?」
(¨;)状況が掴めない私
「外科ではないですけどどういう事ですか?」
すると患者さん
「だから小指を落として欲しいのよ!!落とさんんと男が立たんのや!!」
も〜唖然としました。(皆さんお解りですね(^◇^;))
ようするにその患者さんお仕事で(¨;)うん
?悪さしたか何かで、本来なら映画のシーンみたいにまな板の上にどすをさして小指を落とす・・・みたいな、それが痛いので麻酔して痛みを消して落として欲しいみたいでした(;^_^A アセアセ…
無論そんな事が出来るわけもなくまさか当直で寝ている医者を起こして
「先生こういう患者が・・・・来てますがどうします?」
なんて言えるわけもなく、丁重にお断りして帰って貰いました。(^◇^;)
その参「893屋さん 義理人情」
上の二つのお話しよりかなり前の話ですが私が19歳の時(21年前)私の父が金物屋を営んでおりました。合い鍵作りの名手で手先も器用で大工仕事もお手のものな父でした(^^ゞ
前にも記事に書きましたが当時、私の自宅のお向かいさんは893屋さんの組長の自宅件、隣に事務所でした(¨;)しかしその組長さん、それはもうご近所付
き合いの上手な方である意味そんな組長さんがいるお陰で他の組の893屋さんがその世界で言う「諸場を荒らす」と言うことも無く私達も平和に暮らしていま
した。組長さんが他で悪さをして塀の中に入っているときも秩序が守られており私達もなんの問題もない日常でした。組長さんの奥さんの家で鍵が壊れた!雨戸
が壊れた!などなどその度に私の父が修理に行って(もちろん代金も頂きます)主不在の手助けをしていました。
組長さんも塀から出所後も父と世間話をしたりと普通のご近所付き合いでした。
すこし話が重くなるのですがそんな私の父が
自殺しました(¨;)当時量販店と言われる大手の金物屋、今で言うホームセンター進出で私の父が営むような金物屋は売り上げが、がた落ち(__;)それが原因で躁鬱になった父はある日、自殺してしまいました(T^T)
そんな死に方をしたものだから取引先も血相を掻いて未払い分の取り立てにきました。
すこしは財産があったみたいなので母も支払いに困ることも無かったのですが業者にとってはそんな事は解るわけも無く必死でした。今まで父が私的にも色々面
倒を見てきた取引先の営業も金を回収すると手のひらを裏返したように私の家に寄りつかなくなりました(--#)
我が家に残ったものは在庫の山(__;)ホームセンターが近くに出来たから閉店在庫整理で7割8割引きで大安売りをしてもそう簡単に売れるわけもなく母は困り果てていました。
そんなある日の事、相変わらず在庫整理の売り出しをしている我が家に組長さんとその組員さんが3名現れました。
組長「どないや?売れてるか?」
母 「ぜんぜんですわ(__;)あきまへんな〜」
組長「そうかいな、一寸買い物させてもらうで〜」
そういうと若い組員が店の釘やら鍋やらetc片っ端から店の外に停めてあるトラックの荷台に・・(¨;)
その光景を唖然として見ながら母が組長さんに
「○○さん!そな沢山いらんもん(いらないもの)買ってどないするん?」
組長「別に腐るもんやなし、あったら何かと役に立つやろ!!(^^ゞ」
と当時の金額で10万円ぐらいの商品(
当時の10万はかなり高額)を買ってくれました。
組長の顔を見ながら涙目になっている母の姿を見ました。
組長が塀の中にいた頃、組長の自宅の雑用を引き受けた無き父へのお礼だったのでしょう。
義理人情の篤さを感じました(T^T)
その後、金物屋を閉店して1年後、お好み焼き屋を始めた母、味もそこそこで結構評判になったけどお向かいの組長さんは必ず出前、
「俺らみたいな極道が食事とはいえ出入りすると普通のお客さんに迷惑をかける」
と組員にも箝口令をしいて一切出入りする事はありませんでした。
こんな893屋さんもいるんですね。
その四「893屋さん あんた姐さんだったん?(¨;)」
私にとって数々の思い出が詰まった京都での病院勤務時代、ここでも色々ありました。
その一もここでの出来事だったけど今考えても苦笑する出来事がありました。(^◇^;)
そこの病院で知り合った看護助手の20歳の女の子、小児科担当だったけどそれはもう子供達の人気者!!子供のみならずお年寄りにも優しいし、チョットヤン
キー風の女の子でしたが彼女には何度も驚かされました(^◇^;)
彼女を車に乗せて京都市内に遊びに行く途中、病院の最寄りの駅付近を通りかかった時に彼女が急に「あっ!電話忘れてた!!せなあかんわ〜」と言い出して駅の公衆電話の前で車を停めました。今のように携帯電話なんてない時代(というか普通の庶民は持てない)外で電話といえば公衆電話な時代でした。駅前に車を停めて公衆電話を見ると(O.O;)(o。o;)げっ!
なにやら怖い893風のお兄さんが二人、駅前にBMWを停めてその内一人が公衆電話使用中!!
「○○ちゃん!使用中!終わるまでここで待ってたら?」
と私が彼女に言うと彼女は
「あっ!大丈夫!ちょっと待ってて!」と言うなり車を降りていきました。
彼女は公衆電話の前まで行くと何を血迷ったか電話中の893風のお兄さんに近づいていきいきなり893風のお兄さんの肩をポン!と叩いたかと思うとなにや
ら会話して(私は車の中なのでどんな会話か解らない)その瞬間、彼女に深々とお辞儀したお兄さん(¨;)電話を切って彼女に受話器を差し出しているではな
いですか(¨;)彼女もにっこり微笑んで受話器を受け取ると自分の用を済まし受話器を切った瞬間、BMWの中からもう一人のお兄さんも出てきて彼女に向
かって「お久しぶりです!!」と一礼(・_・) ???
その時少し心配になっていた私は車を降りて立っていました 。
彼女もひたしげに何やら話をして私の車に戻ってきました。そしてその二人のお兄さんが私に向かっても深々と一礼しているではないですか(O.O;)(o。o;)
車の中で彼女に「あの人ら知ってるのん?」と聞くと彼女がこう話し出しました。
「あの人ら?知ってるよ(^.^)実は私ね、この辺仕切ってる組の若頭の女やってん!!
だからあの子らとも若頭と一緒によくご飯食べに行ったりしてたねん!」
マジ(O.O;)(o。o;)???「で、今も付き合ってるのん?」と私が聞くと彼女は
「1年前に別れたよ!でも悲惨な別れ方じゃなかったから今でも若頭とは知り合いやで〜」
とあっけらかんと話していました。
ちゅー事は「あなた昔、姐さんやないですか〜(¨;)」 彼女はニッコリ笑って
「ま〜そんな感じだったかな〜(^.^)」
でした(^◇^;) 後日談があってその時出会ったBMWのお兄さん、たまに街で会うのだけれど私の顔を覚えているみたいで目が合うと「こんにちは〜」と軽く一礼!してきました(^◇^;)
すず音さんのお話しでは無いですが私もその都度周りをキョロキョロでした(^◇^;)
その五「893屋さんにお出迎え」
楽しかった思い出深い京都の病院生活 を終え(3年)大阪の実家に帰って来ました。
半年ほどしてその四でお話しした看護助手の女の子から飲み会のお誘いでした。
場所は京都の祇園のラスト20セントと言うオールディーズのショーBAR、久しぶり遊びに行くか!と思って友達二人と祇園に車を走らせました。19時頃、
京都について都ホテルに車を停めて(宿泊予定)タクシーで祇園へ、四条通りが渋滞していたので途中でタクシーを降りて野郎二人で徒歩で祇園に向かいまし
た。ラスト20セントは一度だけ昔行った事がある店だったので場所はうろ覚えだけれどなんとかなるだろうと向かいました。渋滞で少し遅刻「はよ行かな、まっとるぞ!」と気持ちは焦りながらトボトボと・・・・・「確かこの辺・・」げっ!(¨;)なんで?????
驚いた理由は四条通りから祇園に向かう通りに外車がいっぱい停まっていて黒服を着た893屋さんが一列に並んでいるではないですか(¨;)「なんかあったのか?あるのか?怖い!!!」と友達と話をしながら「とにかくあの角曲がったすぐのビルや!!」と急げ〜!!常態(怖いから)
角を曲がってまたびっくり!!その黒服のお兄さん達、私が目的とするビルの入り口から中に入るように並んでいるではないですか(O.O;)(o。o;)「なんじゃこれ?」とにかくどんな理由があるにせよ店に行かなければ行けない!!「別に俺ら893屋さんとは関係ないから・・・・」
ビルに入ってエレベーターまでの数メートル、893屋さんにえらい睨まれて(怪しまれて)怖い怖い(¨;)エレベーターの前に立った瞬間!!一人の大男が私達二人に近づいてきていきなし
「お兄さんらPeace_macさんとメリーさん(友人のあだ名)やないですか?」
と声を掛けられました(O.O;)(o。o;)なんで俺の名前を知ってるのん(¨;)??
「はい、そうですけど・・・」
「そうかいな!上で女の子が待ってるで!!遅刻やろ!はよ行ったり!!」
「はっ!はい・・・」
ラスト20セントにたどり着くと看護助手の女の子とその友達が待っていました。
「遅かったやん!!迷った?(^^ゞ
」「渋滞やってん!しかし・・・」
私は先ほどビルの下で先ほど怖いお兄さんに声を掛けられ私の名前までも知ってた事を彼女に話しました。すると彼女は
「あっ!私がPeace_macさんが来るのがあんまり遅いから場所解らなくて迷ってるのかと?何度も下に降りていったのよ!そしたらあの人らにどうしたん?って聞かれたから説明して。。。。結局、こんな感じの二人ずれの男の子が来たら上で待ってると言っておいて!!」
と頼んだらしい(^◇^;)
893屋さんは下の階のクラブでなにかあるみたいで幹部のお出迎えだったらしい。
しかしね・・・・・
紛らわしい事頼むな〜!!!怖いやんけ〜(__;)
でした。ある意味お出迎えされたPeace_macです(__;)怖かった。
最終章「893屋さん、説得力のある言葉 」
昔、私のご近所さんで中学生の女の子がいました。彼女とは子供の頃からよく遊んであげた可愛い子。中学生になりすこしぐれてしまい、彼女のお母さんは困り
果てていました。ある日彼女に同級生の彼氏ができたのですがその子もまたやんちゃな子で・・おまけに彼氏のお父さん(独身)が893屋さんにもなりきれな
い近所のチンピラ親父で自分の息子の彼女からもお金を借りるしまつ(__;)
しかし彼女にとっては大事な彼氏のお父さんだから言われたら従う(__;)もー最悪でした。
そんな彼女がある日家の前でお母さんと大喧嘩!!
聞くと彼氏とそのお父さんと一緒に住むんや!!
言い出したらしい。お母さんも困り果てて大声で口論(__;)
そこにたまたま通りかかった私の自宅前の893屋さんの幹部と組員二人、
「○○ちゃん!どうしたんや??」
彼女とお母さんの説明を聞いた幹部の方はこう言いました。
「○○ちゃん!!そんなアホな親子と真面目に付き合って
たら良いように利用されて最後はどっかに売り飛ばされるぞ!!」
と一言(¨;)反論する彼女に向かって
「おっちゃんの言うことは間違いないで!!おっちゃんら自身、
そんなことして商売してるんやから!!」
おっー(O.O;)(o。o;)なんという説得力のある言葉(¨;)
結局その場は幹部さんのお陰でその場は収まりましたが、暴走した彼女がそのまま終わるわけも無く後日彼氏の元に(__;)
数日後、
お母さんが幹部さんに頼んだのか頼んでないのか彼女を連れ戻しました。ただいつしかその不良親子は街から姿を消したのは事実です。(¨;)
あとがき
私の周りの893屋さんにまつわる数々の出来事、書いてるうちにこんなに長くなりました(^◇^;)
確かに世間ではこの世界の人達はお世辞でもりっぱな方達とは言えませんがその参のような昔気質の義理人情熱い方もおられるという事でした。
今は亡き組長さんにご冥福をお祈りいたします。
2005-04-08 10:44
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